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INTERVIEW
私たちの
挑戦

「おいしい」驚きを、
どれだけたくさん届けられるか。
商品開発部
田代 麻美子
1992年入社後、商品開発部に配属。大学で醸造について学ぶ。
現商品開発部部長。
「ワクワクするKFCを体現するダイバーシティ」の代表。
こだわりの味に
取り組んだ新人時代。
入社後、店舗研修を経て、商品開発部でサイドメニューの新商品開発からキャリアをスタートさせました。ビスケット、コールスロー、ドリンクなど、すでに定着しているメニューも見直していきました。おいしさにこだわり、素材にこだわり、工程にこだわる。特に、KFCは‟手づくり“にこだわっています。お客さまに食べていただくときの緊張感、おいしいと言ってくださったときの高揚感は、手づくりをしていなければ得られるものではありません。私が入社した頃は、手づくりのデザートも提供していました。当時、担当したのは、コアントローというオレンジのリキュールを使った大人のデザートです。オレンジのさわやかな香りを、お客さまに楽しんでいただけたのは、お店で手づくりしていたからこそ。手づくりならではの工夫を盛り込むこと、斬新なアイデアでファスト・フード店とは思えないようなデザートがお届けできたことに、大きな充実感がありました。
KFCブランドを守る責任の
大きさを痛感
商品開発の仕事に13年携わった後、品質保証部に13年在籍し、部長職も経験。品質保証部着任時は、店舗の衛生管理を担当。全国の店舗を回って、衛生管理の指導や講習会を行いました。品質保証の仕事は、ブランドと会社を守る「砦」。ここ10年で社会が求める品質レベルも高くなり、責任の大きな仕事でした。全国どこでも同じおいしさに保つことも、この仕事で大切なことのひとつです。
例えば、サイドメニューで長年人気の「コールスロー」。キャベツの調達、物流、加工のすべてにこだわり、鮮度を保った状態で調理されるからこそ、KFC自慢の味がつくれるのです。
「攻め」の商品開発と「守り」の品質保証。2つの大きく異なる性質の仕事を通じて、KFCブランドの成長にはその両方が必要だと学べたことは、今の私の財産です。
いい意味でファンを裏切った!?
辛口ハニーチキン。
2018年に古巣の商品開発部に部長として戻ってきました。現在は、マーケティング部が作成したカレンダーに沿って、定番商品の改良や、新商品の開発を行っています。新商品は年に20品から30品ほど販売しますが、チキンやバーガーメニューが多く、時間をかけて開発していきます。なかでも2018年に販売した「辛口ハニーチキン」は大きなチャレンジでした。辛口に味付けしたザクザクの衣のチキンに特製はちみつソースをかけて、辛さと甘さの‟妙“を楽しめる味です。アメリカでは親しまれていますが、日本ではまだ馴染みがないハニーチキン。「KFC発祥の地の味を届けたい」と、挑戦してみたかった味でした。しかし、‟組み合わせの妙”が「よくわからない」と、開発段階では社内でも賛否両論の意見がぶつかっていました。最終的にはマーケティング部長の一押しで商品化が決定し、発売後は大きな反響をいただきました。
この先もオリジナルチキンの味を守りながら、新商品ではお客さまにワクワクをお届けしていきます。
キャリアステップ